岡山大学

新TEMシステム

ごあいさつ

世話人代表 高田 潤 世話人代表 高田 潤

材料の微細構造を理解することは、材料特性の制御や新しい材料の研究開発のみならず、物質の本質を知る上で欠くことはできません。

このたび、平成20年度の第1次補正予算で「バイオジナス・マテリアル・ナノ構造解析・分析システム」が採択され、「ナノ構造解析・分析システム」として導入されました。本システムは、高機能・多機能な透過電子顕微鏡、マルチ機能FIB/SEM/EDX/EBSP複合機、ミクロトームなどの試料作成サブシステムから構成されています。

本システムは、材料の試料準備から観察・分析・解析までのトータルなシステムであります。金属・セラミックス・半導体材料などの無機材料ばかりでなく、高分子有機材料、生体材料や生物試料までも対象にしています。

また、本システムが有効に機能するために、運営委員会や各種サポート体制を組織しました。加えて、異なる分野の現有のTEMなどとも連携させて、「TEMネットワーク」を立ち上げました。

本システムは現時点では世界トップレベルの材料のナノ構造解析・分析システムでありますので、このシステムでなければ得ることができない先駆的な研究の推進や、異分野融合の研究を展開していただくことが期待されます。

学内外のユーザーの研究者の方々に、本システムを十二分に活用していただいて、世界を先導するすぐれた成果が次々と出していただけることを切に願っています。

このページの先頭へ

2009 Copyright Reserved (C) ナノ構造解析・分析ユニット