トピック

不完全変態昆虫概日時計の分子振動機構(地球生命物質科学専攻)

◆日本学術振興会科学研究費補助金
◆リーダー:富岡憲治
◆平成27~29年度
 概日時計は、動物体内の各種生理機能の昼夜に調和した時間的秩序の構築や、日長測定による季節適応等に重要な役割を担う。概日時計の機能の理解には、その発振機構の分子レベルでの解明が必須である。本研究では、時計組織が同定され、RNAiやCRISPR/Cas9などが利用可能なコオロギを用いて、哺乳類型クリプトクロム(m-cryptochrome), cycle, Clock, clockwork orangeの機能を解析することで、時計発振機構の全体像を解明し、昆虫概日時計が担う諸機能の分子レベルでの研究に道を拓くことを目的とする。

(16.10.23)